The Last Detail

旅と治療の記録。

1/27〜2/2

1/27 (月)

この日の朝からリハビリが始まった。

特にリハビリといっても足の上げ下げや、曲げる動作をするくらいで何ともないんだけど。この日から平日は毎日リハビリをやることになるのだが、初日のリハビリ担当の先生だけやけにうるさく、面白い人だった。

 

午後、会社組合の支部長、書記長がお見舞いに来院。

夜間から右足のふくらはぎに痺れを感じるようになる。

この痺れは後日、日を追うことに悪化している。

 

体はドレーンが挿入されているので洗えないが、洗髪限定でシャワーの使用許可がおりた。

 

1/28(火)

痺れが酷くあまり眠れなかった。

この日は特に何もなかった。

水泡が一箇所破れたくらいだと思う。

 

1/29(水)

この日の夜、夕飯を食べて病室のベッドでNetflixを観ていて、ふと下をみたら、パジャマのズボンが血まみれ。

ナースコールを押して看護師を呼ぶ。

リンパ節、鼠径部の水泡が二箇所とも破れてしまい、出血していた。

下着も血まみれ。ズボンも股間、お尻血まみれ。

痺れも悪化し、最悪な夜だった。

 

1/30 (木)

朝、2箇所挿入されていたドレーンのうち、右膝に近いドレーンを外すことになった。排液量がずっと少なかったため。

鼠径部のドレーンはそのまま。

 

リンパ節、鼠径部を調べるため、MRI検査。午後13時からだった。

CTもMRIも、造影剤の注射が本当に苦手。

痛みはないんだけど、造影剤は独特の吐き気や熱を伴うので、嫌い。

腰から鼠径部の部分にかけての検査だったと思う。

 

16:00頃、病院の1階のコンビニで買い物をして、病室に戻ろうとしたところ、営業所の所長がお見舞いに来てくださったらしく、病棟のデイルームに座っていた。

世間話や、会社の話をしてお別れ。

その後、18時半頃、夕飯を食べたあとに再びパジャマのズボンが血まみれになっていたが前日ほどではない。

 

1/31

特記なし

 

2/1 (土)

土日はリハビリがお休みなので、くっそ暇。

夜の健診の際、リンパ節の縫った箇所(水ぶくれのあった場所)が完全に、傷口が開いてしまっており、それは、太ももに挿入されてるドレーンの管が丸見えになってしまうほどで、めちゃくちゃ驚いた。ドレーンの出血量が大きく減っていたので、本来ドレーンから排出される液が全てこの傷口から出血してしまったいたんだと思う。

これは「傷口」というより「穴」だった。銃弾で撃たれた銃槍に近い。

月曜の手術を待つしかない。夜は不安と痛み、悪化する痺れで全く眠れなかった。

眠剤を処方してもらう。

 

2/2  (日)

まず、昼すぎに会社の同僚Tさんがお見舞いにいらっしゃった。

その後すぐ、妹が来院。

夕方4時から地元の友人、O、M、H。

 

まず、朝の健診でドレーンを抜いた。

ドレーンを挿入していても鼠径部の傷口から全て排出されてしまうので意味がないため。どうせ明日手術なので抜くことになった。

ドレーンを抜いたので、シャワーを浴びる許可がおりた。

手術後、始めて全身にシャワーを浴びれた。

1/22〜1/26

1/22(水)

 

前日、手術の翌日であるにも関わらずリハビリを張り切りすぎてしまい、貧血を起こしてしまった。

よって今日は、リハビリ禁止(要するに歩くな)という絶対安静の指示。

 

「まじかよー」と思いながらも、ベットから起き上がれないのでどうしようもない。

お小水も尿道カテーテルが挿入されてるのでトイレに行く必要もないし、立ち上がる必要もないから困らないんだけど。

 

朝に採血があった。これは貧血の具体的な状況を調べるため、血液中のヘモグロビンやら赤血球を調べた。

 

午後、高校時代の友人のNがお見舞いにきてくれた。

作業着で、仕事をサボってきたとか。

彼らしい。

 

手術時にドレーンという血抜き、リンパ液を抜く為の管を右足の二箇所につけた。

転移部分のリンパ節は「リンパ節郭清」という手法で、リンパ管ごと転移してる部分を切除し、その部分の脂肪等も除去してがん細胞を切除するのだが、リンパ管を切除することで、リンパ液が行き場を失くして右足の太ももに溜まってしまう。そのため、右足が膨れ上がっているのが今の状況。これは治るのに1ヶ月は要するらしく、どうにもできない。このリンパ液や血液を含んだ水分を外に逃すためにドレーンという管を挿入して小さな500ccほどのタンクに貯めるのだが、これが術後はやはりすぐに溜まってしまう。手術の翌日がピークで、少しずつ減ってはいるのだが。痛みはない。

 

1/23 (木)

特に1日、なにもない。

ドレーンの排出量は少しずつ減っているが、右足の太ももは少しずつ腫れ上がっているような気がする。

午後、地元の幼馴染のOがお見舞いに来院。

 

1/24(金)

CT検査。

ずっと貧血気味のために検査をすることになった。

右足の患部に血腫がないか。

要するに手術の過程で右足太ももの動脈から枝のように伸びる血管を数本切り、塞いだのだが、その塞いだ部分が切れて血液が少しずつ溢れ、溜まっていないかをCTで検査するということだった。

 

昼間に妹がお見舞いに来院。

夕方に高校の友人のYとK・Nがお見舞いに来院。

よくも戸塚からわざわざお見舞いにきてくれた。

嬉しい。

 

この日から貧血も少しずつおさまり、朝の検診で、歩行器を使って院内を歩いてもよいという許可がおりた。

 

足のリンパ節の縫ったところに2箇所水泡(水ぶくれ)ができてしまい、絶対に潰さないように看護師に言われた。

 

1/25〜26 土日

本当はリハビリを始めたかったのだが、リハビリ科が土日お休みということで、特にやることもなく、Netflixを1日中みて終わった。本当にやることがない。

土日は外来健診もお休みなので、外来の1〜2階は人もいないし暗い。

変な雰囲気になっていた。

コンビニは営業しているので、ぱらぱらと人はいるのだが。。

5日目 初診(術後) 6日目朝

朝の8時頃に、先生達が10人くらいワーッと来て、ベッドで囲まれて

 

医「...痛いですか?」

 

って聞かれて

 

僕「痛いですよ..]

 

って答える謎のやりとりがありました。

 

先生達は多分、手術のオペチームで、傷口の状況見に来たと思うんだけど、包帯やら全部剥がしたら、もう右足がめちゃくちゃなことになってんのよ。

右膝の肉がなくなってぺったんこ。

血抜きの管が入ってる太もも中間部分は元のままで

鼠径部(リンパ節)も切除しちゃってぺったんこ。

「なんだこの足動くのか??」っていうのが第一印象。

まあ動かないんだけど。

痛くて。

そもそも右膝の筋肉の一部を切除してるから力が入る訳が無い。

なんし縫合の跡が下腹部の下から鼠径部抜けて右膝上までぱっくり切られてるのよ。

人体改造に近い手術でしたね。ええ。

ただ予定があった皮膚移植が中止になってラッキー。

ふくらはぎまで切ったら右足全体が見るに絶えない姿になってしまうところだった。

 

 

 

 

朝の10時くらいからリハビリ開始。

この日の目標は

・ベッドから車椅子への移動

・ベッドから歩行器で立ち上がり廊下のトイレへ歩行

・トイレに座る動作

※ついでに尿道カテーテルを抜く

 

ベッドから足を出すのがもう激痛。

ベッドの上にいる限り脚の自重をベッドが支えてくれる訳だけど、ベッドから脚を出した瞬間、脚にもろ重力がかかって激痛。

発汗と発熱が止まらない。

しゃあないからベッドに腰掛けて、右足は看護士さんにずっと手で支えてもらって、右足を上下する動作の練習に30分くらいかかって。

痛いのなんの。

でこのあと車椅子に自力で移れるようになって、あと歩行器で中腰ながら自力で立てるようになった。

これが昼前だったんだけど、ここで貧血みたいな症状になっちゃって、昼飯がカレーだったんだけど、もう3口くらいで気持ち悪くなっちゃって、血圧測ったら最高100くらいしかない。発熱と吐き気、過呼吸みたいになっちゃって。看護士が右脚の血抜きの管とポンプみたら短時間で200mlくらい出血してみたいで。

午後になって、一応トイレには自力でいけるようにしておこうって話になって、トイレまで歩行器で行ったんだけど、トイレで倒れかけて危なかった。半分意識が飛んでいた。典型的な貧血症状。看護士に支えられて座って、そこでカテーテルは抜いたんだけど、リハビリは中止。

 

そこから止血剤や抗生剤の点滴も始めて。

夜中は割と眠れた。

 

で、6日目の朝に担当医が来たんだけど、原因はリハビリによって右足太もも内の血管(手術中に塞いだ部分)が切れて内出血しちゃった可能性があるらしいんだよね。ただ内出血してるのはおそらく動脈ではなく動脈から枝分かれしている細い血管らしくて、一般には自然治癒で止血できるらしいんだけど。

血液中のヘモグロビン量が普段の2/3程度に減少しているものの、当面は点滴でしのぎ、輸血はしない模様。

 

6日午後からCT検査で内出血状況を確認するので、CT検査前は食事取れないので今日は朝も昼も食べれてない。

貧血で栄養分欲しいのに辛い。

1/20 手術当日

朝の9時半頃に妹が来院。

 

手術準備で、T字帯とか紙パンツとか弾性ストッキングとか必要なもの揃えて、11時になったら声かかるって言われて妹とダラダラ喋りながら待つ。

 

11時頃に手術室へ。

手術室へ部屋番号9まであって、俺は一番奥の9番に案内された。

すぐに酸素ボンベと点滴打たれ、そのまま全身麻酔の注射打たれ、そこから意識なし。

 

手術終了が午後4時。

麻酔からの覚醒が午後4時半。

右下腹部と鼠径部の中間あたりから右膝上にかけて一気に切開したんだけど、鎮痛剤で痛みを感じることもなく、普通に医師と会話できた。

そのまま病室に戻り、家族と10分くらい話して、家族は帰宅。

夕飯を食べる許可はおりず。

 

手術後は、

・鎮痛剤のポンプ

・栄養剤の点滴

尿道カテーテル

・右膝と太ももにリンパ液血抜きの管、そして血を貯める400mlサイズのボトル携行

こんな装備でした。

 

手術前の晩にぐっすり八時間近く寝て、手術中に麻酔で五時間くらい寝て、もうまったく夜中眠れなくて、3時間しか眠れなかった。睡魔がまったくない。

 

看護士さん曰く「点滴を複数種類打ち続けたり鎮痛剤投与してると体が興奮してしまって、手術後は眠れないという人はけっこういますよー」

 

右膝は包帯と固定具でガッチリ固定されてて、動かすこともできず、傷口も見れずで不安でした

入院初日~3日目

 

1/17日に入院でしたー。

朝の10時から11時の間に来院するように言われてたんですけど、入院が嫌で嫌で布団から出れず。

入院荷物も多く、武蔵野線が混んでそうだったのでタクシーで病院へ。

運転手さんめっちゃ良い人だった。

 

11時前に病院に着いて、すぐに採血だけして入院。

 

入院棟はコンビニ、美容室、屋上庭園、コインランドリー、シャワー室があって、未成年者のための小さな学級教室もある。

 

昼前には病室のベッドに入って、昼から入院食がでた。

 

手術は20日月曜なので、金土日とやることがなく、PCを開きNetflixを見るだけで終わった。

 

HOT GIRLS WANTED

となりのテロリスト

アイルトンセナ 〜音速の彼方へ

俺たちに明日はない

ニューシネマパラダイス

マルコ・ポーロ (season 1)

 

土日にちょくちょく、整形外科の担当医以外に

麻酔科

形成外科

リハビリ科の先生と色々と話した。

挨拶程度だけど。

 

土曜の午後に担当医から手術内容の説明。

1.原発部位の右膝腫瘍を筋肉ごと切除。直径11cmほどの範囲。

2.11cm切除するとおそらく皮膚がつながらないので、ふくらはぎの筋肉を切って膝に移植する

3.鼠径部(太ももリンパ節)をリンパ管ごと切除。その際、腹部から脚に流れていく大動脈の位置を少しずらす

 

あとは手術を行うことで発生する可能性のある合併症とか色々な説明を聞きましたがブログには書きません。

1/9 手術前検査 Started From The Bottom

午前11時に病院着。

すぐに検査開始。

 

最初はCT検査。

なんかね、造影剤を注射するんですよ。

その造影剤の注射器が500mlのペットボトルくらい大きいの。

その時に医師が

 

医師「この造影剤打つと、喉のあたりと胸のあたりがすっごく熱くなって、驚くかもしれません。気をつけてください」

ぼく「あーわかりました(大したことないやろ大げさに...」

 

2分後...

 

ぼく「ちょっと先生!やばいゲロ吐きそう!!!」

先生「大丈夫ですか!?」

 

みたいな感じで、右腕の肘に注射したんですけど、造影剤が体を巡っていくのがわかるのよ熱で。

銃で撃たれると、最初痛みがなくて、いきなり銃槍が熱くなるっていうけど、それに近いんじゃないかな。びっくりした。

 

んでCT撮って。

午後のMRIは手の甲に造影剤打ったけど、MRIは楽だった。

 

あとは心電図、採血、肺活量の検査。

入院前の説明受けて。

 

最後に入院前の担当医師との診断。

初対面の時はなんとも思わなかったけど、なんかこの人副医長らしいのよ。

良い先生に当たった。

めっちゃ真顔でズバズバ言うけど、それが逆に助かるというか、信頼できる。

聞けばはっきり答えてくれるから好き。

 

医「悪性腫瘍はステージ4まであります。あなたはステージ3です。。癌は確定なので正式な病理結果の書類を渡しておきます。」

医「太ももの転移部分も切除します」

 

ん!?!?!??!?!

転移部分は後日放射線治療って言ってなかったかな!!??!?!?!?!

ぼくの聞き間違いかな?!??!?!?!?!?

 

癌の根っこの部分(右膝の悪性腫瘍)と転移部分は全部切除だそうで。。

 

医「転移してる部分を切除しますが、******の理由で(なんて言ってたか忘れた)切除すると一時的にリンパ管が詰まり、太ももが膨れ上がります。退院時はもしかしたら、杖をついて退院するかもしれません。パンッパンに膨れ上がりますので驚くと思いますが、歩けるようにはなります」

 

あー、そうっすか。

28歳で杖はキツイっすなー。

早く仕事に復帰したいんだけどなー。

 

今んとこ仕事復帰は4/15を考えてます。

 

まあ癌であることの正式な病理結果も出たので生命保険も2つ入ってますが、両方とも心配なくもらえると思います。5年に渡り支給、トータルで1000万近くになると思いますが、術後の放射線治療も一回に20万近くかかるので、会社社保の高額医療費申請制度と上手く併用しながら無駄遣いせずに定額預金にでもぶち込んどこうかと思います。どうせ再発すると思っているので。一部は資産運用しますけど。

 

 

 

 

Story stays the same I never changed it

俺の語る話は常に実際の出来事と同じなんだ、変えたことなんて一度もない

No new niggas, nigga we don't feel that

新しい友人なんていらない、俺達はそう感じてる

Fuck a fake friend, where you real friends at?

うわべだけの友情なんてクソだ、お前の本当の仲間はどこにいるんだ?

We don't like to do too much explaining

俺達はいちいち説明するのは好まない

Story stay the same through the money and the fame

俺の語る話は常に実際の出来事と同じなんだ、変えたことなんて一度もない

Cause we... (started from the bottom, now we're here)

何故なら俺達は... (一番下から始めて、今やここまで来たんだ)

 

 

がん宣告

11月下旬に地元の病院へ行き、以前から気になっていた右膝内側の腫瘍を見てもらいました。レントゲン、MRI検査の結果が出たのが12月中旬。

担当医は、去年、僕の祖母が転倒し骨折した時に手術をしてくださった整形外科医だったのですが、レントゲンとMRIの写真を見て即刻、

医「原因がわからない。こんな腫瘍はあまり見たことがない。軟部腫瘍に詳しい大きい病院に行って欲しい。紹介状を出します。癌ではないと思います。」と言われて紹介されたのががん研病院でした。

「がんではない」という言葉は決して安易な言葉ではなく、僕を安心させる言葉だったのだと思います。おそらくこの医師は、癌を疑っていたのだろうと思い、紹介状を出したのだと思いますし、恨むどころか感謝しています。

 

----12/26----

 

12/26にがん研病院に行きました。紹介状やレントゲン関係の資料を提出。

大変混み合っている病院でした。

今まで自分が見たこともないような大きな病院で驚きました。

そこにいる人は皆、癌患者か、癌の疑いのある患者です。

大勢です。

癌という病気はそれまで、とても稀な病気で、言い方は悪いけれど、「1万に1人いるような稀な、不運な病気」と思っていましたが、全く違いました。

 

僕の腫瘍(あざ)を医師に見せて、最近「太ももの付け根も痛い」と言った(太ももの件が病状判明のきっかけになった)ところ、すぐに腫瘍のサンプル摘出になりました。

麻酔注射やったあと、採血の注射器の10倍くらいの大きさの注射器で、シュコシュコと5回、腫瘍のサンプルを抜かれました。サンプルは5mmくらいの線状。

 

その後2時間ほど待ち、呼ばれて医師のところに行き

医者「類上皮肉腫かと思います。悪性腫瘍です」

ぼく「肉腫って、詳しくないですけど結局癌じゃないんですよね!?笑」

(((((2、3秒の間)))))

医者「...がんですよ?」

ぼく「嘘でしょ!?!?!??!?」

 

これが僕の癌告知です。

ドラマや映画の癌告知は、やっぱりファンタジーですね。

心のどこかに、最後まで、がんじゃないって信じたい心が、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

医者「がんというのは、癌細胞と肉腫(悪性腫瘍)に分けられます。悪性腫瘍なのでがんです。」

ぼく「えー.....右足切断ですか。」

 

そこで医者から説明を受けたのは下記

 

・右膝内側に2cm程度の肉腫。それは線状に上下に伸びており転移の可能性が高い。

・「リンパ節(太もも付け根)が痛い」という言葉で、すぐに類上皮肉腫を疑った。

・1年間に100人も罹患する人がおらず、症例が少ない。故に抗がん剤がない。外科手術と放射線治療に頼るしかない。

・PET-CT検査の枠が整形外科に限りがある。明日、緊急で転移状況を調べたい。

 

※PET-CTは放射性物質を含む薬液を静脈注射し検査するCT検査。一回に3万円かかる。

 

----12/27----

昼に会社に行き事情説明。

会社常駐の保険担当者と医療費給付手続きの話し合い。

電車が遅れており、八丁堀から日の丸タクシーで病院へ。

 

運転手「この前、知り合いが工事中の道路の穴に落ちちゃったんですよ〜ww」

ぼく「なにそれバカじゃんwwwww」

 

病院着。

 

すぐに地下の核医学室に案内され、PET-CT。

 

初めに放射線物質を含んだ薬液を静脈注射。

1分間注射しますが、その間、医師と看護師は顔の部分にだけ穴が空いた壁の外側で僕を監視します。医師に被曝の可能性があるから。人生の中でもっとも気まづい1分間。

 

終了後、秒速で医師が僕の体に機械をあてて被曝検査をします。

 

医師「38です」

看護師「はい」

 

この数字はおそらく、被曝線量のシーベルトを意味していると思いますが、深くは聞きませんでした。

 

その後、別室のリクライニングシートで1時間寝ます。

寝る前と寝た後にコップ3~5杯の水を飲み、体に薬液を循環させます。

 

そしてCT検査が20分。

 

結果は転移あり。

やはりリンパ節に小さな腫瘍がありました。

 

1/9に手術前検査でがん研に行きます。

その時にもう一度MRI等を撮影し、正確な情報を得て手術に備えるそうです。

おそらく癌研のMRIもその辺の病院にあるMRIとは質が違うのでしょう。。

 

手術は

・現段階で右足切断の必要はない

・肉腫が大きく、皮膚ごと切除する。

・切除する皮膚が大きいので、他の部位から皮膚移植する

・転移部位は後日放射線治療

 

癌宣告は割と冷静に受け止めています。

なんとなく、そんな気がしていたから。