【奇跡】転移した左肺と背骨の腫瘍が消失しました
仕事が終わり帰宅するとササッとシャワーを浴びて、東関東道を東へ向かう。
自宅から2時間ほどで犬吠埼に到着。
夜9時すぎ。
遠くに見える灯台。
車の荷台にマットと寝袋を敷き、ちゃぶ台を開いて夕飯。
波が浜辺へ打ち付ける音を聞きながら眠りにつく。(うるさくて全く眠れない)
起きたら軽く朝食。
お湯を沸かしてモーニングコーヒー。
インスタントだけど。
こんな旅もよくない?
最近ブログを更新してないって??
色々あって辛かった。
疲れた時は海を見に行く。
海は、1人で見ることに意味がある。
様々なコミュニティに属して生活していく中で、時に癌である自分が歓迎されてないと感じることが少なからずある。
体調が不安定な日々は相変わらず続いてるし、かといって仕事は最期までやり遂げたい。
懸命に、やり残さないように生きていくことが、最大の恩返しだと思う。
AYA世代の患者会が、患者や全国の病院向けに発行する冊子に体験談を執筆することになった。
家族や友人、職場の方にも話していないことが多く、仮の原稿は出来ているのだが、今となって掲載すべきかどうか悩んでいる。
初回の手術の1週間後に傷口が開き、創部感染症と言われていたのだが、最近、正式に蜂窩織炎と判定された。
とにかく体調が悪い。不安定なんだ。
抗がん剤は身体に色々なダメージを与えたようで
右大腿蜂窩織炎、薬剤性心筋症をどうにかしないといけない。
抗がん剤のアドリアマイシンは心筋症のリスクを高めるらしく、確かに胸の痛みが突然出ることがあるし、心筋症の数値は悪化し始めてるし、早めにどうにかしないとならん。
けど心筋症の薬がとにかく身体に合わなくて薬のせいで頭痛いしもうとにかくイヤ。
ずっと寝てる。
色んなストレスもあるし、疲れる。
仕事以外は大抵寝てる。
妹以外、家族友人問わず電話してくるのやめてください。
何かあったらLINEのトークで連絡を。
元気かつ気が向いた時に返信します。
昨秋のPETCTで肺と背骨への転移が発覚してから半年経った今日、再びPETCTを撮ったんだけど、肺と背骨の腫瘍が消失してました。
抗がん剤治療後初めてのPET。
腫瘍の消失は間違いなく抗がん剤の成果で、類上皮肉腫には抗がん剤は期待できないといわれていた中での抗がん剤治療だったので未だに信じられない。
原発の右大腿の腫瘍もなぜか縮小していて、色々と信じられない。
背骨の腫瘍が消失したものの背骨の痛みは増していて、痛み止めの麻薬を増量したばかり。
全く油断できないので、今後も職場の協力を仰ぎつつ、あくまで治療を優先していく。
旅には出る。
旅は再開する。