The Last Detail

旅と治療の記録。

北海道DAY④ 〜旭川9時半乗車、帯広18時下車〜

風の道を辿って、旅は始まる。
忘れていた夢に出会い、見知らぬ刻(とき)に触れる。
私の旅は、終わりのない旅かもしれない。
風の道が、私の道。
麦100%。大分むぎ焼酎、二階堂。

 

youtu.be

 

某有名CMから引用させて貰った訳だが、今日はマジで疲れた。自分で望んだ旅程なのだが。。

朝9時半の旭川駅

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富良野本線 富良野行き

今日の最終目的地は帯広。

とりあえず富良野本線に乗り、終着の富良野駅根室本線に乗り換える必要があった。

11時前に富良野駅に到着。

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綺麗だった車体も富良野到着時には雪化粧

さてここから問題だった。

乗り換えまで約3時間の空き時間があるのだ。

一般人なら暇で卒倒するが、ベトナムで35時間の列車旅を経験した俺には何ともない。

しかし、何かをして時間を潰さないとならない訳だが、まもなく昼食の時間。オムカレーを食べよう。

前日、ツイッター富良野のオススメをフォロワーさんが教えてくださっていた。

 

富良野オムカレーが有名らしい。オムカレーって何だ?

私はあえて調べなかった。今回は一切、事前に検索をかけなかった。

その方が面白いと思ったからだ。

 

少し街を散策して、お店を訪ねてみた。

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「満席で既に2組お待ちですが如何しますか?」

「え、じゃあいいです...(小声)」

 

 

もう満席なのか...

よほど有名なのか、駐車場には札幌ナンバーが数台駐まっている。

カレー食べたかったな..

仕方ない。別のお店でオムカレーを食べよう。そうしよう。

 

「笑楽亭」というお店に入ってみた。

割と店内の内装が新し目の、綺麗なお店だ。

店の名前通り、めっっっちゃ愛想の良い御夫婦(?)が切り盛りされていた。

で、出てきたのがこれです。

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ええやん!凄くいい!

これはオムカレーのランチセットで1100円!

オムカレー」ってこういうことか。なるほどね。

富良野産の小さい瓶牛乳が観光客の自分には嬉しいオマケ。

チーズとカレー、ご飯をうまくスプーンに乗せ、パクッと口に入れる。

んんんんんんんんん

うぅッんっまい!

口の中で全てが蕩けていく。。

少しだけかかったチーズが濃すぎず薄すぎず、オムレツとカレーの組み合わせを引き立ててくれている。

最高やんけ。

富良野、最高やんけ。

なんで駅前ガラガラなんだ。

こんないい街なのに。

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残骸。御馳走様でした。

このお店の隣に、先程のフォロワーさんのもう一つのオススメがある。

 

ふらのマルシェ?

これは少し事前に調べたのだが、どうやら御土産屋さんらしい。

「これはいい。時間潰せるぞ。」

フォロワーさんに圧倒的感謝!!

 

店内はフードコートみたいなエリアと、御土産品エリア、喫茶エリアみたいな感じで3棟に分かれていた。

当然、御土産エリアに行く。オムカレー食ったばっかりだし。

 

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※ここで買った御土産は、帯広でこのブログを執筆しながら私の血と骨になっております。ナチュラルチーズの程よい酸味と柔らかい食感がクリーミー富良野市民に「ありがとう」の気持ちしかない。

 

ふらのマルシェで買い物をしたので(飽きたので)、次の目的地へ。

富良野神社である。

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ここはふらのマルシェの近所だったので、何となく寄り道。

元日の準備が始まっていた。

まあそれはいいとして、まだ2時間も時間が残っている。暇だ。

地図を見てみると近くに川が流れているようだったので、富良野市役所の前を通り抜けて歩き続けた。

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歩き続ける旅が好き。

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北海道はいちいちスケールがデカすぎてリアクションに疲れてくるな。

なんなんですかこの絶景は。

晴れていればもっと美しかったのだろう。

富良野駅からここまで歩いた者だけが見ることのできる景色だ。

千と千尋の神隠しで、川の神様のハクとかいうリア充がいたが、こういう川を見ると、本当に美しい川には神が宿るような気がしてくる。

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空知川というのか。

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橋。流石に疲れて渡らなかった。

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2時間ほど富良野の街を散策し、駅に戻ってきた。

ありがとう富良野。君を忘れない。

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鉄路は続いていく。

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東鹿越まで行き、そこから先は数年前の台風の影響で未だに不通となっているので代行バスに乗り換える必要がある。

旭川から帯広へ富良野経由で向かうのは、これが嫌だったのだ。

面倒くさいじゃん。

どうせそのバスも待つんでしょう?で、乗車したらなかなか発車しないんでしょう?

バスを降りたら次の列車も待つんでしょう?で、乗車したらなかなか発車しないんでしょう?

※やはりその通りになりました。

 

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しかし、車窓は相変わらず美しい。

1時間足らずで東鹿越に着いた。

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日が傾き始めている

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立派なバスが来てホッとした。

ここからバスで狩勝峠を越えていくこととなる。

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代行バスなので不通区間の線路沿いを走っていく訳だが、幾寅駅に停車した際、バスの車窓から「ぽっぽや」に使われた幌舞駅のセットを見ることができた。

代行バスだからこそ見れた景色で、損したような得したような不思議な気分だ。

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新得駅に到着。再び列車に乗り帯広へ向かう。

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誰だって孤独がいいに決まってる。

 

で、こんな感じで午後6時前に帯広へ着き、ホテルへ向かい、そのまま回転寿司に行き、生牡蠣を食べてホクホクの気分でホテルへ帰ろうと思ったらバスがなくて3km歩いてホテルまで帰ってきた次第です。

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年内営業最終日で、ほとんどのネタが品切れでした。

何か面白いことを書くにも、一日中列車に揺られていただけなので特筆すべきことがありません。

 

マジで疲れた。